故障していないのにiPad Pro(12.9)を不良交換してもらった話

iPad Pro 12.9インチ不良交換

発売されて即購入したiPad Pro 12.9インチを初期不良によりアップルストアにて交換してもらった顛末。不可思議なiPad Pro(12.9インチ)の不良交換劇。


不良箇所と症状

まずは不良箇所。液晶画面です。ここの故障っていうのは一二を争うぐらい多いとアップルストアの中国人のお姉さんが教えてくれました。

どういう風に不具合があったのかといえば、タッチが反応しない小さな小さなスポットがあって、そのスポットは小さいものなんですが、タッチ判定の誤動作があって、これが積もり積もって、これはちょっと敵わないなとアップルストアへ出向くことに。

小さな誤動作ということになるので、これはなかなか気付き辛いとネットに情報を求めるも肩透かしに合う始末で、さらにあまり出ていないであろう12.9インチiPad Proだけに、そんな話も聞いたことがなく、自分だけの症状なのかと1ヶ月ぐらいは不良交換への行動を渋ってたっけ。

具体的な誤動作の前に、不良箇所になるんですけど、iPad Proを縦にした状態で画面左端の真ん中からちょっと上のところ。まあほぼ真ん中と言ってもいい場所、ここに液晶画面が死んでいるのか、小さなその場所に小さな小さなスポットがあって、それを縦画面で使っているときに、左人差し指で発見します。

具体的な誤動作としては、たとえば上から下に指を直線に下ろしていくと、その場所を通過するとiOSはタップ、もしくは拡大の反応をしてしまいます。指を画面から離さず、ページをスクロールしているにもかかわらず。

これはなにか反応していないスポットがあって、スポットの上を通過する指が、スポットの上を通過したときに、画面から指を離したとiOSは判断し、スポットの下を指が通過したときに、画面に再度触れたと判断したのでしょう。

指を下ろすスピードが速ければ、ダブルタップの判断を下し、ゆっくりだとシングルタップの判断となったのではないでしょうか。

不良交換となれば、もちろんジーニアスバーにてそれの再現が必要です。しかし再現率は完璧じゃない。自身は確固たる自信がありながらも、もうひとつの懸念が頭をよぎることとなります。

固有の現象?

それは、自分だけに現れる現象。そう、液晶画面の不良箇所を見つけアップルストアに出向こうと決意してから、3人の男女にぼくのiPad Proで再現テストをしてもらったところ、見事にこれが再現できない。まるで不良のスポットがなくなってしまったように、普通に動作するんですね。

更に話には続きがあって、この症状、自分の左手では再現できるけど、右手ではほとんど再現されないということ。これでは無駄足になりかねませんよね。

ただ、誰にでも再現できる方法というのもあります。

iPad Proを横にしてスマートキーボードを付けた状態の、立て掛けた状態にしてみましょう。スポットはソフトウェアキーボードの「b」とスペースキーの間あたりになるんですが、そう、ここが反応しません。右手でも左手でも他人でも確実に。「b」を押す場所によっては「b」が押せてないことが多々ありました。

これにも続きがあって、まず液晶画面を疑うとなると、画面に貼っているフィルムが悪さをしているのではないかと考えますよね。

ブルーライトカットフィルムを剥がして使ってみましたよ。症状は同じでした。

ただ、フィルムを貼っていたときの方がスポットの不良具合がより顕著になるということでした。3回ぐらい剥がして貼り直したかな。

いざアップルストアのジーニアスの元へ

もうこれは間違いないと2月のはじめ頃だったかな、再現の面でちょっと不安ながらも、勇んでアップルストアに向かいました。

ぼく「この場所が反応しないんですよ。しかも左手だけなんですけど笑。OSのアップデートしても同じ症状のままです。」

お姉さん「左手だけですか笑? ん〜笑そんなことは初めて耳にしました笑」

ぼく「ほら、こんな風に。ほら、いまちょっとカクつきましたよね?」

お姉さん「ん〜笑、おそらくソフトウェアの問題ではなく、ハードの問題だと思いますね。」

(1台だけ在庫があったと128GBセルラー交換品を渡される)

お姉さん「10分後にまた来ますので、不具合がないか確かめててください」

ジーニアスのお姉さんが言ったように、これは不具合品に運悪く当ってしまった不運な自分だとてっきり思い、固有の問題だとばかり思っていた僕は、同じ症状が2度あるわけはないと適当に触っていたんでしょう。

結局は再現が証明できぬまま、あっさりと交換となったわけで、「SIMフリー機なので今から1時間後以降にSIMを入れてください」と「お姉さんの笑顔がかわいかったなあ」を頭に入れて帰路に着きます。

帰宅後、デカいフィルムを貼り終わって使っているとすぐに気づきました。

「まじかよ」と。

でもこれで納得しました。再現の希少性から気付きにくいだけで、また交換品をもらっても同じなんではないかとね。

そして月日が立ち

2月の上旬あたりに交換してから、たまには気にはなるものの、購入後は確実に1番使っているアップル製品となったiPad Pro。いまでは全く不具合が現れることなく快適です。

「え!?」

これ書いているのが7月。もう数ヶ月症状に遭遇していません。

「え!?」

考えるに、12月発売で2月、そしていま7月。数ヶ月不具合なし。季節が暖かくなった。iPadも温まる。ぼくの指も乾燥しない。

ぼくの利き腕ではない左の指が見つけてくれたスポット。もう一度症状を再現するには冬を待つ必要があるようです。

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