なぜiPhoneには電話を受ける方法が2つ存在するのか

iPhoneの着信画面

iPhoneには電話がかかってきたときに2つの異なる電話着信画面があるのをご存知でしょうか。普段は違いを意識することなく操作していて、それは電話を受けるのか拒否するのかという一瞬の選択肢の中でなかなか気付き辛いところかもしれません。


There's a surprisingly simple explanation for why iPhone owners can accept calls two different ways | Business Insider India
http://www.businessinsider.in/Theres-a-surprisingly-simple-explanation-for-why-iPhone-owners-can-accept-calls-two-different-ways/articleshow/46403049.cms
businessinsider.inより。

着信画面の違いに気付きにくいというのは、電話を取る取らないの選択肢の前に、ほとんど発信者にばかり目がいってしまって、次には応答するのか拒否するのか、はたまた着信が鳴り終わるまでそのまま流すのか、という選択にせまられるからなのかもしれません。少なくともぼくの場合は。

iPhoneの電話着信画面が2つ存在するというのは事実で、言われてみれば確かにどちらも見たことのあるお馴染みの着信画面です。

ひとつはスライドして応答する場合と、もうひとつは応答をタップするだけの場合。
ではiPhoneはこれら2つの着信画面をどう使い分けているか。

それはiPhoneのロックに関係しています。iPhoneがロック中なのかロック解除中なのかという2つの場合それぞれに着信画面が存在します。

ロック中に電話を取る場合はスライド応答画面で、ロック解除中はタップ応答画面というわけです。

Business Insider記事では、「なるほど、ロックの有無が要因なのか」と万事解決ということになっていますが、もう少し掘り下げるとそれぞれの着信画面が存在する意味はなんなのでしょうか。

ロック中はスライド応答で、ロック解除中はワンタップ応答。1番に目につく大きな違いは赤い拒否ボタンの有無ですよね。

ロック中の着信画面には電話を拒否するボタンが見当たらない。ではロック中に着信拒否したい場合はどうすればいいのか。

iPhoneロック中の着信拒否

ロック中に着信を拒否するには電源ボタンかボリュームボタンを押します。正確には一度それらのボタンを押せば着信音とバイブレーションが鳴り止み無音&無振動着信となり、続いてその状態で電源ボタンを押すと着信拒否することができ、発信者側には「ただいま電話にでることができません」と着信拒否の音声が流れます。

たとえば深夜、寝ているときに電話が鳴ったとしましょう。うるさいなと思ったら布団や枕の下に入れて音をかき消すのではなく、電源ボタンかボリュームボタンを押せば音もならない、振動もしないサイレント着信に切り替わるわけです。

無音、無振動の後に電源ボタンを押せば拒否できるわけですけど、あまり拒否って使わないですよね。なんかちょっと印象よくないし。どちらかといえば拒否を含んだ着信スルー、相手が電話を鳴らすのを止めるのを待つというのが普通ではないでしょうか。

ということでポケットの中で電話が鳴ってもホームボタン以外のなにかボタンを押せばそれら音と振動は止みます。

個人的にはボリュームボタンの音量を下げる方のボタンを押せば着信音もバイブも鳴り止むっていうのがわかりやすくていいなと思うんですけど、バッグの中やポケットの中に無造作にあるiPhoneからピンポイントに音量を下げるボタンを探るのはちょっと辛いですからね。

そうです、こうやって探っている内にわかってきましたね。2つの着信画面の意味が。

2つの着信画面が存在する意味

その意味は単純です。ロック中はユーザーはiPhoneを使っていないだろう、ロック解除中はiPhoneを使っている最中だろうってことではないでしょうか。

つまりiPhoneのロック画面を解除する「スライドでロック解除」と同じ動作で着信を応答させたのは誤作動を防ぐため。

ロック解除中の応答ボタン拒否ボタンワンタップなのは誤作動を心配する必要がないため。こういう理由なのではと思います。

もう1ついうと、拒否は逆スライド(左にスライド)でもいいように感じるんですが、わかり辛いでしょうかね。混乱しちゃいますかね。

ということで

ということで、ロックの有無でそれぞれに存在し、誤作動防止が理由ではないかということになりました。

ま、理由はともかく

「サイレント着信にするには、どれかサイドのボタンを押せ」

これは絶対に憶えておきたいところです。

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